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Chapter 2: UEFI BIOS 設定
2.5.12 DIGI+ VRM
CPU Load-Line Calibration [Auto]
CPUへの供給電圧を調整します。高い値を設定することでオーバークロックの限界を引き上げる
ことができますが、CPUとVRMの発熱量は増加します。
実際のパフォーマンスはお使いのCPUの仕様により異なります。
CPU Fixed Frequency [XXX]
CPU用VRMのスイッチング周波数を設定します。
数値の調節は <+> <->で行います。設定範囲は200kHz〜350kHzで、50kHz 刻みで調節します。
CPU Power Phase Control [Auto]
動作中のCPU用電圧調整モジュール(VRM)数の制御方法を設定します。
設定オプション: [Auto] [Standard] [Optimized] [Extreme] [Manual Adjustment]
本項目の設定を変更する場合は、必ず適切な冷却装置を取り付けた上で行ってください。
次の項目は「CPU Power Phase Control」を [ Manual Adjustment] にすると表示されます。
Manual Adjustment [Fast]
CPU用VRMの負荷に対する反応速度を設定します。
設定オプション: [Ultra Fast] [Fast] [Medium] [Regular]
CPU Power Duty Control [T.Probe]
CPU用電圧調整モジュール(VRM)の制御方法を設定します。
[T. Probe] 動作中の全VRM回路の温度バランスを維持します。
[Extreme] 動作中の全VRM回路の電流バランスを維持します。
CPU Current Capability [Auto]
CPUに供給する電流の上限値を設定します。高い値を設定することにより、電力供給量が増加しオ
ーバークロック可能な範囲が広がりますが、VRMの消費電力は増加します。
設定オプション: [Auto] [100%] [110%] [120%] [130%] [140%]
CPU負荷の高い作業を行う際やオーバークロックの際は、高い値を設定することで動作の安定
性の向上を図ることができます。
2.5.13 CPU Power Management
CPUの動作倍率やEnhanced Intel SpeedStep®、Turbo Boostの設定をすることができます。
Enhanced Intel
®
SpeedStep Technology [Enabled]
CPUの負荷に応じて動作周波数や電圧を段階的に変化させることで消費電力と発熱を抑える、拡
張版 Intel SpeedStep® テクノロジー(EIST)の有効/無効を設定します。
[Disabled] CPUは定格速度で動作します。
[Enabled] OSが自動的にCPUの電圧とコア周波数を調節します。これにより電力消費と発
熱量を抑えることができます。
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